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大気・用語解説

常時監視物質

略称物質名表示単位説明
常時監視物質SO2二酸化硫黄ppm高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、森林や湖沼などに影響を与える酸性雨の原因物質になると言われています。
NO2二酸化窒素ppm高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、酸性雨及び光化学オキシダントの原因物質になると言われています。
CO一酸化炭素ppm血液中のヘモグロビンと結合して酸素を運搬する機能を阻害し、人体に有害な影響を及ぼすと言われています。
SPM浮遊粒子状物質mg/m3大気中に浮遊する粒径10μm以下の粒子のことをいい、高濃度で肺や気管などに沈着して呼吸器に影響を及ぼすと言われています。
OX光化学オキシダントppm光化学スモッグの原因となり、高濃度では粘膜を刺激し、呼吸器への影響を及ぼすほか、農作物など植物への影響も観測されています。
NMHC非メタンppm光化学オキシダントの原因物質になると言われています。
PM2.5微小粒子状物質μg/m3大気中に浮遊する粒径2.5μm以下の微細な粒子のことで、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器や循環器への影響が懸念されています。

表示単位

表示単位単位の説明
ppm容量比や重量比を表す単位で、1ppmとは、空気1m3中に物質が1cm3含まれる場合をいう。ppmは、「part per million」の略称で100万分の1のことをいう。
ppmC大気中の炭化水素類を表す単位で、1ppmCとは、空気1m3中にメタンに換算された物質が1cm3含まれる場合をいう。
mg/m3重量濃度を表す単位で、1mg/m3とは、空気1m3中に物質が1mg含まれる場合をいう。
μg/m3重量濃度を表す単位で、1μg/m3とは、空気1m3中に物質が1μg(0.001mg)含まれる場合をいう。

環境基準

項目環境基準
二酸化硫黄日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。
二酸化窒素日平均値が0.04~0.06ppmの範囲内。またはそれ以下であること。
一酸化炭素日平均値10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。
浮遊粒子状物質日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。
光化学オキシダント1時間値が0.06ppm以下であること。
非メタン(指針値)(午前6時~9時)3時間平均値が0.20ppmCから0.31ppmCの範囲にあること。
微小粒子状物質年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、日平均値が35μg/m3以下であること。